妊娠判明期|持病のある人の妊娠・出産②

卵巣のう腫は、7cm以上なら治療を

卵巣に水などがたまり、大きくふくれあがってしまう病気を、卵巣のう腫といいます。
妊娠初期の健診で、卵巣がはれているといわれることがありますが、この場合いちばん多いのは、「黄体のう胞」です。黄体のう胞は、妊娠に伴うホルモン分泌の影響で、一時的に卵巣がはれたもの。妊娠13~14週ごろまでには、自然に小さくなっていきます。
しかし、この時期を過ぎても小さくならず、大きさが7cm以上あるときには、注意が筆意用です。ほうっておくと、のう腫の付け根がねじれる茎捻転を起こしたり、のう腫が破裂してショック状態に陥るおそれがあります。7cm以上の大きさだったり、悪性が疑われる時には、手術が必要になることもあるでしょう。

子宮奇形の場合は、流産・早産に気をつけて

先天的に子宮の形に異常がある場合で、子宮が2つあり、膣も2つある「重複子宮」、子宮部が角のように分かれている「双角子宮」、底部が弓状の「弓状子宮」などがあります。
子宮の内膣が狭いので、流産や早産になりやすく安静が必要です。胎児の向きや発育・成長に影響したり、胎盤の位置がずれることもあり、その場合は前置胎盤や常位胎盤早期剥離が心配されます。出血があったり、おなかが張る時は、すぐに受診しましょう。お産は帝王切開の可能性が高くなります。