トラブル解決&不安を解消⑧

卵管などに受精卵が着床、出血と腹痛が特徴です

本来着床すべき子宮内膜以外の場所に受精卵が着床してしまうことを、子宮外妊娠といいます。尿や血液を調べると妊娠反応が出ているのに、超音波で見ると胎嚢(赤ちゃんの入る袋)が子宮内に確認できないときなどは、子宮外妊娠を疑います。子宮外妊娠が起こるのは卵管が多いのですが、なれに腹痛や卵巣に受精卵が着床してしまうこともあります。
子宮外妊娠をすると、妊娠の初期に下腹部に痛みを感じたり、ピンク色の出血などがあります。しかし体外に出る出血の量は少ないことがほとんどです。切迫早産との違いは、突然下腹部に激しい痛みを感じること。血液がたまった場合は腹部全体に激痛を感じます。
卵管に受精卵が着床した場合、自然に流産してしまうこともありますが、妊娠8~9週になると卵管では胎児が成長しきれないため、卵管破裂を起こすことがあります。万一卵管が破裂してしまうと、おなかの中で大量に出血し、顔面蒼白、血圧の急激な低下、冷や汗、めまい、嘔吐などのショック状態になるので注意が必要です。ただし最近は超音波で早期診断ができるので、痛みや出血などが起こる前に治療をスタートすることも可能になってきています。治療の方法には、受精卵が着床した卵管を摘出してしまう、卵管を摘出してしまう、卵管をそのまま温存する、などがありますが、どの治療法が次の妊娠に結びつきやすいかは医師の間でも意見の分かれるところです。